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☆クリムト展☆

ウィーンと日本1900


大雨が九州地方を襲い、まだ雨は止まないのかと心配です。
そんな名古屋も昨夜からしっかりとした雨。
今週の予報はずっとマークです。
確実に季節は進行しているようですね。

ところで先日、愛知県豊田市にある豊田市美術館へ行ってきました。
目的は「クリムト展」




館外
↑美術館前には名画「ユディトI」のポスター

クリムトと言えば名画「接吻」が有名ですが、私はその他のクリムト作品と
今までご縁が無かったように思います。
是非行きたい!と思っていたところに招待券を2枚頂いたので、
早速主人と足を運んできました。






館内
↑多々あるクリムトの名画の一部を合わせ一枚に

1862年、ウィーン郊外で金細工師の息子として生まれたグスタフ・クリムト。
その影響か、金の彩色が目を引く作品が多いように感じていたのですが、
この度の展覧会では、素描や落ち着いた色合いの絵画が多数展示されていて
驚きました。
その驚いた理由は1つだけでなく、“絵のうまさ”にもありました。
私は小学生の頃にクロッキーを少し学んでいたので、
素描を見た瞬間に観察力や表現力の素晴らしさを感じ取ることが出来ました。
これはただ好みなだけかもしれませんが、主人も同じ事を言っていたので
会場で絵を目の前にした方は、同様に感じられたかと思います。

また、日本画からかなり影響を受けていたということも、とても興味深かったです。
額縁に日本を感じる花の絵が描かれていたり。。。
そう、額縁と言えば、クリムトは額縁のデザインまで考えて発注してたようですね。
「絵にも負けない黄金の額縁」、さすが金細工職人の息子さんです。

一際明るい印象の《オイゲニア・プリマフェージの肖像》という作品は、
豊田市美術館所蔵の絵画。
また、《人生は戦いなり(黄金の騎士)》という作品は、愛知県美術館所蔵の絵画で、
こちらの豊田会場のみの展示となっているようです。
お見逃しなく











豊田市美術館
↑豊田市美術館の庭園

世界中にファンも多いクリムトの展覧会とあって、会場内は常に行列でかなりの賑わい。
ただ、いつもの私達なら最初の部分を後回しにして先に奥からまわるのですが、
この日はのんびり並んでゆっくり楽しめる雰囲気に身を任せていました。
何だか人が多く感じることも無く。。。絵の配置が良いのかな。。。不思議でした。

開催期間は2019年7月23日(火)~10月14日(月・祝)まで。
まだまだ時間はあります!
気になっている方、ぜひ本物を目に焼き付けてきて下さいね


クリムト展の公式ホームページはこちらです!

☆美術展へ☆

第90回第一美術展へ


今年も伯母が出品している絵画展へ足を運んできました。
毎年たくさんの絵画や工芸が展示されていますが、
今回の展覧会も私達を愉しませてくれました。


絵画展
↑絵の具の香り漂う展示会場

伯母は登山が趣味で、毎年海外の山へ出掛けています。
今年の題材は、そんな登山で訪れたネパールで出会った子供達でした。
明らかに日本の子供とは違った表情や民族衣装の様な格好が印象的で、
当日会場に来ていた伯母から直接聞く話をとても興味深く感じました。
私も週明けに友人と登山へ行く予定でしたが、
予想以上に長い梅雨の為、断念。
次の機会を楽しみにしたいと思います。

展覧会は15日(日・祝)で終わってしまいましたが、
また来年、ご興味のある方は是非お出掛け下さいね

☆フェルメール展へ☆

初来日


ゴールデンウィークもあっという間に後半となりました。
お天気も良いし、どこかへ行こうかなぁ~とお考えの方!
美術館はいかがでしょうか。
今日は、5月12日(日)まで大阪市美術館で開催中の
『フェルメール展』をご紹介します


大阪市立美術館
↑大阪市立美術館の外観。

天王寺公園の中に位置する大阪市美術館。
元々住友家の敷地で、美術館の建設を条件に庭園(慶沢園)とともに
茶臼山本邸が大阪市に寄贈され、昭和11年5月に今の美術館が開館されたのだそうです。










フェルメール
↑東京での展覧会を終え、大阪へやってきましたフェルメール展!

東京での開催に足を運べなかったので、何とか大阪会場にはと切望。
その望みが叶い、初めて会うフェルメールの作品、前に一度お目に掛かっている作品にも
再び会うことができました
会場では、フェルメールと同じ時代のオランダ絵画45点も展示されており、
17世紀の宗教観、風俗観を垣間見られる興味深い時間となりました。

そして、最後にフェルメールの作品6点が登場です
1,取り持ち女(日本初公開)
2,マルタとマリアの家のキリスト
3,手紙を書く婦人と召使い
4,手紙を書く女
5,リュートを調弦する女
6,恋文(大阪展のみ展示)

まず、前室からのアプローチの途中で、
濃いブルー一色のお部屋に飾られた《取り持ち女》が見えてきます。
道徳的要素を入れた売春宿の絵で、画集で何度も見ている絵が
すぐそこにある感動、やはり本物は違いますね。
女性が着ている明るい黄色の服と、その横の男性の赤い服の色が
とにかくまず最初に目に飛び込んできて、
実際に感じる色彩が鮮明なことに驚かされました。
またこの絵の面白いところは、実際の絵では男性が持っているコインが
今にも女性の手のひらに落ちそう、もしくは飛ばしそうな場面なのですが、
どうも完成させる前に描き直しがあったようで、以前はコインがすでに
手のひらに乗っていたそうなのです。
確かに乗っていたら躍動感がなく面白みがないかもしれませんね。
これも彼の表現技法のひとつなのでしょう。

また、《恋文》も私にとって初めてお目に掛かった作品でした。
演奏を中断して受け取った封をしたままの手紙を召使いから受け取る。
その召使いはまるで手紙の内容を知っているかのような表情で、
女主人もその事を承知で、わかりあった二人が目つきを交換している
様子が何とも面白い。
召使いの掃除道具もそのままなところが、早急の手紙という事を感じさせます。
一体手紙には何が書かれてあるのでしょう。。。ミステリアスです。











館内
↑ロビーのシャンデリアとステンドグラス

2~4は以前にも拝見したことがありましたが、何度見ても飽きることはありません。
フェルメールは自分のサインを絵画の中にさりげなく書くのですが、
再度それを探す!という楽しみも加えてみました。

本当は、初来日して東京展に展示された《牛乳を注ぐ女》に会うのが長年の夢で、
タイミングが合わず本当に残念だったのですが、今回大阪展で初めての絵画2点、
そして再び4点の絵画に会えて、
「きっと《牛乳を・・・》とは、いつかもっと素敵な場所で出会えるわ
と思えることが出来ました。
益々フェルメール・ワールドにのめり込みそうな私です。

大阪市立美術館も素敵なところで、
ステンドグラスから注ぐ日射しに輝くステンドグラスが
本当に美しく、それは良い思い出として心に刻んだ風景でした。








さて、美術館を出て目の前に見えるのは、大阪のシンボル「通天閣」!


通天閣
↑二代目通天閣のある風景

通天閣は、1903年(明治36年)の第5回内国勧業博覧会の跡地に、
1912年(明治45年)7月3日新世界ルナパーク、パリのエッフェル塔を真似た初代通天閣が
建設されたそうです。
当初通天閣は、パリの凱旋門にエッフェル塔の上半分を乗せたようと言われていた様ですが
比較すると、現在の2代目は随分タワーらしくなりました。
夜19時からタワーは点灯、15分ごとに色が変化します。
また、タワーの先端部分は“光の天気予報”と言って明日の天気が光の色で分かります。
詳しくは、下記のホームページでお楽しみ下さいね。

それでは、のんびりするにもお出掛けするにも最高な陽気です。
各々有意義に過ごせたら幸せですね。
フェルメール展もよろしければ参考にしてみて下さい。
それでは素敵な休日を





大阪市立美術館の公式ホームページはこちらです!

通天閣タワーの公式ホームページはこちらです!

☆一緒にさがそう!☆

ウォーリーをさがせ展


誰もが一度は彼を探したことがあるはず!
人気絵本シリーズ「ウォーリーをさがせ!」の生誕30周年を記念して、
貴重な原画が只今来日中とのこと。
松坂屋美術館にて開催中だったので、お買い物へ行った際
少し立ち寄ってきました。


宇宙
↑『スペース ウォーリー』

赤と白のボーダーシャツといえば、
ウォーリーか楳図 かずおが思い浮かぶのは私だけでしょうか(笑)
会場もそんな配色で彩られ、とっても陽気な雰囲気。
あの細部まで丁寧に描かれたイラストが出迎えてくれるのですが、
そのほとんどで、ウォーリーを探すことも可能です!
時間が掛かりそうなものですが、そんな心配はご無用。
ちゃんとヒントを与えてくれるので、それを見れば直ぐに探し出すことができます。
原画でウォーリーを探せるなんて、ちょっと贅沢な気がしますね





戦国時代
↑日本の「戦国時代」が描かれた『Trouble in Old Japan』

約150点中には日本の戦国時代をモチーフにした作品も!
1988年『タイムトラベラー ウォーリーをおえ!』より『Trouble in Old Japan』です。
ウォーリーが戦国時代にタイムスリップして、
赤と青の甲冑を着た武士の中に紛れ込んでいます。



どこにいるかな~









ウォ-リーをさがせ!
↑拡大





いた。









ウーフ
↑ウォーリーの愛犬?ウーフがお見送り

最後はウォーリーとウォーリーのガールフレンド〈ウェンダ〉、
そして白いわんちゃんの〈ウーフ〉が出口で見送ってくれましたよ。

この展示会を見て一番感動したのは、イギリス人の作者マーティン・ハンドフォード氏が
まだ6、7歳の頃に描いたイラストでした。
今のようなインクではなく、鉛筆やクレヨンで描かれた絵でしたが、
既にその頃から、沢山の人を描いたり帆船の帆の色が赤と白のストライプだったりと、
ほぼ絵本のイラストに近いものを描いていることでした。
彼の世界観がもう幼い時期に出来上がっていたのですよね。
凄いな~

この展覧会は4月7日(日)まで。
笑顔で迎えてくれるウォーリーと共に、頭の体操を楽しんでみてはいかがでしょうか




ウォーリーをさがせ展の公式ホームページはこちらです!

☆名古屋ボストン美術館 最終展☆




10月になりました。秋です。一先ず今日は芸術の秋と行きましょう!
先日、名古屋ボストン美術館の最終展「ハピネス」へ行ってきました
米国ボストン美術館の“海を越えた姉妹館”という世界初の試みから早20年。
とうとう2018年10月8日(月・祝)をもって終わりの日を迎えることとなりました。
明日の幸せを求めてじっくり堪能してきましたよ。


ハピネス
↑最終展のタペストリーには、ハートをモチーフに描くジム・ダインの作品

先回ご紹介した名古屋市美術館での展覧会と同様の人の数で、
会場内はなかなか先へ進むことが出来ないほどでした。
以前拝見したことのある作品に再び出会うこともできましたが、
こちらの美術館で初出品の品も多く見受けられました。
中でもやはり目を引いたのは、曾我蕭白の《琴棋書画図》
もともと米国のボストン美術館では屏風仕立てで収蔵されていた物を、
オリジナルの襖の状態に修復して公開されていました。
自由な力強い筆使いで、個性豊な人物たちを水墨画で表現。
迫力があります。

また、ルノアールやミレー、葛飾北斎や西山芳園など、洋の東西を問わない名作が
私達を楽しませてくれました。
そしてこの展覧会では、絵画だけではなく江戸時代の見事な打掛や
1901年のフランス《メリーゴーラウンドの豚》などが実際に展示されてあり、
拝見していて飽きることがありませんでした。

最後の展覧会のテーマは「幸せ」です。
幸せの定義は人それぞれですが、明日へ向かって生きる姿勢は
誰にでも共通するのでは・・・とのことからタイトルが決まったそうです。

愛から生まれる幸せ、東西の出会い、生活を彩った芸術、ことほぎの美術、
日本美術にみる幸せ、アートでつなぐ幸せ。
この5つの章で、幸せがどう表現されているかが感じられると思います。
私もいくつか幸せを感じ温かい気持ちになりましたよ。

是非、皆さまも会場へ足を運んでその幸せを見つけてきて下さいね


名古屋ボストン美術館の公式ホームページはこちらです!

☆ビュールレ・コレクション☆

印象派展


敬老の日、マンションの町内会のお手伝いを済ませてから、
名古屋市美術館へ向かいました。
7月28日(土)→9月24日(月・祝)まで、名古屋市美術館開館30周年記念で
「至上の印象派展 ビュールレ・コレクション」が開催されているからです。
もうすぐ終わるとあってか、チケット売り場も人が並び、
中に入ってもなかなか先へ進まないくらいの盛況ぶりでした。


ビュールレ・コレクション
↑ルノワールの《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》 の広告板

スイスの大実業家エミール・ゲオルク・ビュールレ(1890-1956年)が、
生涯を通じ絵画収集に情熱を注いだ傑作の数々は、
世界でも有数のプライベート・コレクションとして知られているそうです。
主に17世紀オランダ絵画から20世紀の近代絵画に至る作品だそうですが、
中でも印象派・ポスト印象派の作品は傑作中の傑作が揃っているそうで、この度の展覧会では
その印象派を中心に、コレクションから精選された64点を拝見することができます。
この64点の内約半分は日本初公開!!!
「この作品もビュールレ・コレクションだったの!」なんて驚くほどです。

コレクションの質の高さゆえか、以前盗難事件に合われたそう。
幸いにも盗まれた絵画は全て戻ってきましたが警備上のこともあり、
ビュールレ・コレクションの全ての作品が、
2020年チューリヒ美術館の新館に移管されることになったそうです。
その間このような機会に日本でまとめて拝見することができる事になったそうなのです。
そして今回がその最後の機会とならば、足を運ばないわけにはいきません。







睡蓮
↑日本初公開のモネの《睡蓮の池、緑の反映》

ルノワール・セザンヌ・ゴッホなどの著名な作品がずらりと並び軽く興奮状態です。
なかでも上の写真はモネの代表作の一つ。
高さ2メートル×幅4メートルの大作《睡蓮の池、緑の反映》は、
これまでスイス国外には一度も出たことがないのだそう。
また、門外不出といわれたモネの最高傑作が撮影OKなんですよ!
だから、睡蓮の前にはスマホを構える人の山。

もっと近くでみたいんだけど・・・

と思っていたら、主人がそんなのお構いなしにとことこ近くまで見にいっちゃいまして、
恐る恐る私もお供したところ、それに続いて皆さんもどんどん前に出てこられて、
作品を近くで凝視したり、睡蓮を部分的に撮影されたり。
皆さんもそうしたかったのですねと、それを見て少しほっとしました。
日本人って何かこういうところが気後れしてしまうんですよね
とは言う物の、主人は生粋の日本人です(笑)

帰りは、二人が気に入ったモネ、マネ、、ドガのポストカードを購入し家路へ。
とても見応えのある素晴らしい展覧会です。
どうぞこの機会に足を運んでみて下さいね



至上の印象派展 ビュールレ・コレクションの公式ホームページはこちらです!

☆BOSTON☆

ボストン美術の至宝展へ


既に開催期間は過ぎてしまったのですが・・・
先日、名古屋ボストン美術館へ行って「ボストン美術の至宝展」を愉しんできました。
米・ボストン美術館の姉妹館名古屋ボストン美術館は、
10月8日(月・祝)をもって閉館してしまうので、
観に行ける時はなるべく足を運ぼうと思っています。



ボストン美術館
↑2月18日~7月1日まで開催されていた展覧会

しかも、この度はボストン美術館の名品、珠玉のコレクションが展示されるので、
以前ボストンへ行ったときに観たものを再び拝見できるかもという期待に
胸膨らませていました。

セザンヌ、ゴッホ、ルノアールなどのフランス絵画にはやはり目を見張るものがあるのですが、
いつ頃からか日本美術に心ひかれる様になり、この度も時間をかけて拝見していました。
曾我蕭白《風仙図屏風》には、渦巻く風と水のダイナミズムに圧倒され、
初の里帰りを果たした巨大涅槃図の横にはとてもわかりやすい図解があったので、
それと見比べながらとても興味深く拝見することが出来ました。
他にも、アメリカ絵画、版画や写真、村上隆さんの作品などの現代美術。
古代エジプト美術や中国美術にまで渡り、まさに東西の名品揃いでした
いつものごとく、閉館時間まで思う存分愉しんできました。

次回「ハピネス~明日の幸せを求めて」は名古屋ボストン美術館の最終展です。
名古屋から一つ美術館が無くなってしまうのは本当に悲しいことですが、
20年間の使命を全うした名古屋ボストン美術館へ、最後にお出掛けになってみて下さい。
期間は2018年7月24(火)-10月8日(月・祝)までです


ところで、絵画といえば。。。
今年も伯母が会員になっている第89回第一美術名古屋展が
2018年7月18日(水)~22日(日)まで開催される予定です。
この度は、いつも会場となっている名古屋芸術文化センターが工事中の為、
瑞穂区の名古屋市博物館が会場となります。
無料開放ということなので、もしご興味がありましたら是非足を運んでみて下さい。
涼しい館内で、じっくりと芸術に浸ってみるもの良いものです。
でも薄着の方は、念のためストールなどお忘れなく



第89回第一美術名古屋展についてはこちらをご覧下さい。

☆広尾の美術館☆

またまた川合玉堂展へ


今日は冬至。
今夜は、ほっくほくの南瓜と、あったか~い柚子風呂を楽しみたいと思っています。
皆様、風邪などにはくれぐれも気を付けて下さいね。


山種美術館
↑銀杏の季節の山種美術館

さて、先回のブログの続きは、浅草のある東から反対側の西へ向かって広尾です。
山種美術館へやってきました。
一度訪れて見たかった美術館です。
以前ご紹介した「川合玉堂展」をこちらでも開催していたので、
また違った作品を拝見したいと思い、足を運びました。
東京のあちらこちらで見掛けた美しい銀杏並木。
駅から美術館までの道のりを風に舞う黄色の葉と共にお散歩です。







川合玉堂
↑この1点のみ撮影許可が出ていました。

一宮市博物館の時とは違って、やはり来館者の数が違いますね。
東京へ来るといつも、都民の芸術への関心の高さを感じさせられるのですが、
これは人口の違いだけじゃな様な気がします。
また、この度は新たな作品にも出会え、より多くの日本画から、
人生の月日の流れをより深く感じる事が出来ました。
帰り道に主人と、奥多摩にある「玉堂記美術館」へもいつか行ってみたいねと
話しながら美術館を後にしたのでした。

その後、日も暮れる中、上野にある「上野の森美術館」で開催中だった
“怖い絵展”を見ようと向かったのですが、着いてみると長蛇の列
この寒い中、1時間以上も待つなんて皆さん凄いな~と仕方なく諦めながら、東京駅へ。
夜はそこで主人の友人と一緒に食事を楽しむ予定でした。

おかげさまで、有意義な一日を過ごすことが出来ましたが、
2日目も朝からアグレッシブな二人です(笑)
乞うご期待


山種美術館の公式ホームページはこちらです!

☆川合玉堂展☆

四季と暮らし


先日、一宮市博物館で開催中の「川合玉堂展」へ行ってきました。
きっかけは、こちらの博物館で働く紅茶教室の生徒さんが、
最近、博物館や美術館の内容が多くなっていた私のブログをご覧になって、
招待状を送って下さったからでした。
お気遣い本当にありがとうございました
お礼に、ばっちり宣伝させて頂きますね!


川合玉堂展
↑一宮出身の川合玉堂の展覧会

川合玉堂は、円山四条派や狩野派の画法を融合させ、日本画家として大成した方です。
明治6(1873)年に、現在の愛知県一宮市木曽川町に生まれ、
18歳まで木曽川を眺めながら育ち、その後京都へ移り、23歳で東京に転居し、
制作に励んだそう。
また、戦後は奥多摩へ移り、昭和32(1957)年に、豊かな自然に囲まれながら83歳で
その生涯を終えたそうです。



一宮市博物館
↑一宮市博物館外観

ちょうど没後60年という節目の展覧会。
若い頃の作品から、生涯にわたる多彩な作品を楽しむことが出来ました。
中でも、玉堂が15歳の頃に描いた鳥や花のスケッチは素晴らしく、
ただならぬ才能の片鱗を、私でも垣間見る事が出来ました。
そして何より、四季の移ろいとそこに生きる人々を情緒豊かに描いた風景画は、
実際にその風景が目の前に広がるようで不思議。
また、絹の画材に描かれてあるものは、何か一枚ベールに包まれた
優しい雰囲気が漂っていて、それらを凝視しながら密かに感動していました。
きっと傍から見たら怖い顔だった様に思いますが(笑)

繊細で、時にダイナミックなタッチが興味をそそる、
とても素敵な展覧会でした。
奥多摩にある玉堂美術館にも、一度訪れることができたら嬉しいな


同館2階には、一宮の歴史などを紹介する常設展があり、
知らなかったことや、気になっていた事の答えが見つかるなど、
とても見応えありましたよ!
大きな木造の如来様には驚きと共に感動が込み上げます。
必見ですよ


生徒さんにもお会いでき、直接お礼が言えたところで博物館を後にすると、
すぐ横に、大きなお寺が見えたので、お参りして帰ることに。



妙興寺勅使門裏
↑勅使門の裏側

お寺の名前は「妙興寺」。1348年創建だそうです。
境内は県指定の史跡となっているのだそうで、
写真の1366年建立「勅使門」は、国の重要文化財に指定されているそうです。
博物館はこのお寺の敷地内にあるようですね。





妙興寺三門
↑三門

こちらの三門、荘厳な雰囲気に圧倒されました。
一宮にこんな立派なお寺があったのかと驚かされました。
生徒さんのお話によれば、博物館の来館者はほとんどが年配者だそう。
こちらのお寺と共に何か発信出来れば、若い層の集客も見込めそうな…
生徒さん、応援しています!!!

一宮の中心地から少し離れた静かなエリア。
芸術に触れた後、伽藍を眺めながら境内をのんびりお散歩するのも良いものです。
川合玉堂展は11月26日(日)まで開催中。
お時間のある方は、ぜひ足を運んでみて下さいね。
Yさん、ありがとうございました


一宮市博物館の公式ホームページはこちらです!

☆豊田市へ☆

奈良美智展


秋は一年で一番過ごしやすい季節といわれていますが、
私も大好きな季節です。
その日の気分でどこかへ出掛けたくなるのですが、
先日の日曜日は、豊田市の美術館で開催されている「奈良美智展」へ。
まさに芸術の秋ですね


看板
↑2017年の作品2点が看板に

以前から、奈良美智さんの作品を目にすることは多かったものの、
展覧会に足を運んだのはこれが初めて。
更に奈良さんのプロフィールで身近に感じたのが、
出身地の青森県から大学進学のため居を愛知県へ移したということ。
母校は、豊田市のお隣、長久手市(愛知万博の会場だったところ)にある、
愛知県立芸術大学だったそうです。
学生時代を長久手で過ごし、その後ドイツへ留学。
一時帰国の際には、東京や青森ではなく愛知に滞在していたそうです。
名古屋市郊外にある長久手はその頃、田舎情緒のあるのんびりとした町。
そんな環境がきっと想像力をかき立てるのにちょうど良かったのでしょうね。

そしてこの度、その長久手の隣町「豊田」での展覧会ということもあり、
心情的に特別なものを感じているのだそう。
また今年は、県立芸大の大学院から旅立って30年という節目の年のようで、
奈良さん曰く、この展覧会を「30年越しの卒業制作」と仰っています。
素敵です










外観1
↑この日の夜、台風18号が東海地方を襲いました。

入館すると最初に目に飛び込んでくるのは、レコードのジャケットや人形、書籍の数々。
美術を志す前の奈良さんの感性を育んだ品々が展示されています。
奈良さんのルーツをたどることが出来る、貴重な展示品はとても興味深かったです。




そして、80年代から始まる奈良さんの絵画史へ。








外観2
↑美術館の建つこの辺りには昔挙母藩の七州城があり、後方には隅櫓が建っています。

高校卒業までの多感な時期に育った青森での記憶や風景。
長い学生時代に美術と必死に向き合い作り上げられた世界観。
奈良さんの心が垣間見られる、意味深い魅力的な作品が
ちょうど100点展示されていました。

奈良さんの描く絵画の特徴はやはり《目》にあると思います。
目は口ほどに物を言うといいますが、絵画の女の子たちの目は
それぞれが何かを訴えている様に見えました。
左右対称ではない目の表情も必見です。
それと同時に、奈良美智さんの頭の中を覗いてみたいとも思えてきます。

今回も心豊かになる時間を過ごす事ができました。
これが芸術の魅力ですね。
展覧会の開催はあさって24日(日)までです。
またギリギリになってしまいましたが、
どうぞご興味のある方は足を運んでみて下さい


豊田市美術館の公式ホームページはこちらです。

☆大エルミタージュ美術館展☆

西洋絵画


昨晩の東海地方は台風18号の影響で、強風ふきすさぶ闇の嵐でした。
今朝は、昨日の事などすっかり無かったことのような爽やかな青空
でも、植木鉢やテラスのテーブルを元に戻したり掃き掃除など、
後片付けや朝仕事で大忙し。
あっという間に午前中が過ぎてしまいました


絵画
↑会場内で唯一撮影可能だった、エカテリーナ2世の肖像画

気が付けば連休も最終日。
現在、愛知県美術館で開催中の大エルミタージュ美術館展の期間は今日まで!!!
先日出掛けたのですが、すぐにアップ出来なくて。。。
いつもご紹介がギリギリになってしまい本当に申し訳なく思っています。
ただ、この美術館展はとても見所が多いので、もう既にお出掛けになられた方も多いはず。
そう願いたいです

先日足を運んだゴジラ展の半券を手に(少し割引きして貰えますよ)、美術館へ。
ロシアの美術館「エルミタージュ美術館」の17.18世紀の黄金期のコレクションの内、
名画85点を紹介して下さっています。

エルミタージュ美術館は、かつての帝政ロシアの首都、サンクトペテルブルクにあります。
この地を統治していた女帝エカテリーナ2世が、ベルリンの実業家から317点の絵画を
取得したのが、エルミタージュの始まりだそう。
その後も歴代皇帝が国家の威信をかけて美術品を収集し、今では世界でも類を見ないほどの
質と規模を誇る美術館となったのだそうです。

一見恐怖すら覚えるフランス・スネイデルスの《鳥のコンサート》は、
良く見てみるとフクロウが指揮していたりと興味深い作品。
フランシスコ・デ・スルバランの《聖母マリアの少女時代》は、とても優しい気持ちになれる、
ずっと眺めていたいと思わせてくれた作品のひとつです。
ジャン・バティスト・グルーズの《スミレ色のチュニックを着た少女》は、
出来るものならお部屋に飾りたい、優しい色合いの素敵な作品でした。

まだまだお伝えしたいところですが、書き切れそうにないので、
のんびり時間を持て余している方、たまたま栄に用事がある方、
是非足を運んでみて下さい。
きっと何かが得られるはず


今回は、美術館の顔ともいうべき常設展示作品が出展されています。
何度も申しますが、本日が最終日。
17:30分まで入館可能です。
どうぞご興味のある方はお急ぎを

愛知県美術館の公式ホームページはこちらです!

プロフィール

小川 忍

Author:小川 忍
SHINOBU OGAWA
10月生まれの天秤座。
2006年より 紅茶教室
「putney saloon」主宰。
八事教室、教育機関、出張教室等で活動。
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