☆よみがえれ!☆

愛岐トンネル群


自宅兼教室があるここ鶴舞には、地下鉄とJR中央線が走っています。
以前、鶴舞付近を蒸気機関車が走っていた頃の古い写真に出会えた事があり
今でも電車を観る度「SLだったらどんな感じだろ」と思いを馳せています。

そんな中央線を多治見方面へ向かう途中に、定光寺駅という駅があります。
少し寒さも和らいだ晴天の日曜日、そこまでJRに乗って行ってきました。


紅葉
↑華やかな紅葉がお出迎え。

愛知県内あるここは、庄内川の深い渓流沿いの急激なガケに位置します。
辺りは、山と川だけ。
鶴舞から25分電車に揺られただけで、こんなに山深い素敵な場所へ連れてきてもらえるなんて
知らなかった

何故この地へ訪れたかというと、国鉄時代に使っていたトンネル群と廃線を
見学できる日だったからです。(年2回)



3号トンネル
↑最初に現れる全長76mの3号トンネル。

この廃線は、1900年に開通し、1966年まで使用された後
2006年に発見されるまでの41年間、うっそうとした藪の中に隠れて眠っていたそうです。
廃線になった理由は、複線電化により新ルートに電車が通ることになったから。
また、ずっと眠っていたかというのは、人を寄せ付けない急激なガケに位置していたからだそう。
今では、愛岐トンネル群保存再生委員会の方々が、歩きやすく綺麗に整備して下さっています。
それにしても、見つかってよかったぁ

この度の見学ルートは、定光寺付近の3号トンネルから
6号トンネルのある岐阜県の県境までの調査済みの区間、約1700m。
4つのトンネルと廃線を歩きます。



インバート
↑強度を高めるためのインバート。

6号・13号トンネルは、軟弱地質の為、地上では見えない底部の部分まで
レンガを施し、断面を完全なリングにして強度を高めたそうです。
みえますか?



7重の迫り石
↑日本でもここだけ?とも云われている7重の迫り石。

トンネルのアーチを形成する為の台座が迫り石。
これは強度を高める為に、通常4~5重巻きされるのですが
この6号トンネルは、地質がもろく漏水や崩落が続出した難工事だったので
全国でもここだけと云われている「7重巻き」となってるのだそう。
なるほど~



ここから先は岐阜県
↑この先は未調査。いつか繋がる日を夢見て。

ここから先は岐阜県。
この先は未調査で、繋がっていません。
歴史遺産の再活用として、これからも調査を行って欲しいと切に願います。



トンネル内
↑苔の生えたトンネル内は明かりも無く真っ暗。

トンネルのケースで、入り口部分のみレンガ積みで
坑道内部は岩盤露呈というものがありますが
このトンネル群は、内部もすべて総レンガ造り!しかも丈夫なイギリス積み!!
当時の職人さん達の仕事の丁寧さが感じられますね


老若男女が貴重な歴史遺産を観ながらハイキング
私もこの日ばかりはスニーカーに履き替え存分に楽しみました。
今年は11月23日~27日まででしたが
また次回ぜひ、整備されて草花が息を吹き返した自然と共に
よみがえった近代化産業遺産を、楽しんでみて下さい

愛岐トンネル群保存再生委員会の公式ホームページはこちら!

プロフィール

小川 忍

Author:小川 忍
SHINOBU OGAWA
10月生まれの天秤座。
2006年より 紅茶教室
「putney saloon」主宰。
八事教室、教育機関、出張教室等で活動。
パットニーサルーンホームページ

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